ども!ホシノです!
突然ですが、あなたは「風来のシレン」というゲームをご存知でしょうか?
チュンソフトが1995年に発売したゲームでして、20年以上経った今でも、ファンが多いゲームです。
このゲームの特徴は、ちょっとしたプレーヤーのちょっとした判断ミスから、今までの努力が全て水の泡になることでしょう。
人によってはマゾゲーとか、クソゲー呼ばわりする人も少なくありません。
しかし、僕はそうは思いません。
たしかにダンジョンに入って10時間以上コツコツ積み上げて作った武器が、一瞬にしてなくなることもあります。
敵に吹っ飛ばされた先が、モンスターハウスで周りに敵らだけ…そんなピンチな状況で、混乱攻撃を受けてハメられて即死…ということもあります。
理不尽なこと尽きませんが、シレンから学べることはかなり多いです。
人生にとって大切なことは、風来のシレンから全て学べると言っても過言ではありません。
世間では、上司から怒られるとすぐに会社辞めたくなる「忍耐力不足」の人や、会社が続かない「継続力不足」の人が問題になっています。
とはいえ、風来のシレンをやれば、そんな忍耐力、継続力も身につくのです。
さて今回は、実際に僕が風来のシレンから学んだ人生訓についてご紹介していきます。
風来のシレンとは?
簡単に風来のシレンを紹介していきます。
1995年にスーパーファミコンで発売してからは、2,3とナンバリングを続け、現在はシレン5まで発売されています。
特徴としてはローグライクのゲームになります。
- 自分が動いたら、敵キャラも動く
- ダンジョンに入るたびに、マップが変化する
- 死んだら最初から。レベルは1からスタート
RPGのようにキャラを育てていく、という楽しさもあります。
しかしこのゲームを攻略する上で大切なことは、キャラを育てる、強い武器を手に入れる、ということではありません。
プレーヤー自身があれこれ考えて、反省と考察と繰り返しながら進んでいくゲームなのです。
つまりキャラをレベルアップさせるよりも、自分自身がレベルアップして攻略ができるのです。
余談ですが僕が始めてやったローグライクのゲームは、チョコボの不思議のダンジョンでした。
当時小学2年生で、周りがドラクエとかFFとか言っている中、ひたすらローグライクにハマッていたのを覚えています。
風来のシレンをやれば人生のほとんどは学べる。
風来のシレンをやれば、人生のほとんどは学べます。
バイトが続かない?
会社に行くのがかったるい?
彼女に振られて、立ち直れない?
それはあなたが風来のシレンをやっていないからですよ。
僕が風来のシレンをプレイして学んだことをご紹介します。
学び1.人生は理不尽の連続
人生は理不尽に満ち溢れています。
「人間は平等」って言われることがありますが、そんなことはありません。
田舎生まれと、都会生まれでは、生活の質が大きく変わりますし、気持ちを押し殺して満員電車を使わざる得ない人もいるでしょう。
住んでいる地域、生まれた場所、仕事先によって、社会の理不尽さに疑問を感じる人も少なくありません。
とはいえ、風来のシレンの理不尽さは、これらに匹敵します。
ダンジョンにある店内で、商品を持ったまま、バネの罠を踏む…。
気づいたら「ドロボードロボー!」と言われ、店主から殺される…なんてことはシレンの世界では日常茶飯事。
死んでしまったら、育て上げてきた武器も防具もレベルも、全てパー。
その時の理不尽さと言ったら、思わず握っているコントローラーをブン投げてテレビをぶっ壊したくなるほど。

そんな人はシレンをやりましょう。リアルを超えた不合理な経験ができますよ。
学び2.慎重に行動しないと時に死ぬ。
生活をしていると、慎重に行動しなければいけない場面が何度もあります。
高速道路の合流地点
取引先との大切な迎合
好きな人にアプローチする瞬間
このように、足元をみながらゆっくり行動しなければいけない時があります。
とはいえ、周りの雰囲気や勢いに身を任せて生活している人も多いでしょう。
「慎重に行動する」よりも「空気を読んで行動する」ことが大切な風潮さえあります。
「KY」という言葉が流行った背景にも「いかに空気を読んで行動できるか」という時代のニーズがあったからとも言えます。
つまり時代は「慎重に行動する」ことを軽視しているとも言えるでしょう。
…
果たして本当にそうでしょうか?
慎重に行動することは悪いことではありません。
高速道路で慎重にならなければ、事故って死にます。
取引先の飲み会でミスってしまえば、会社内で死にます。
好きな人にテキトーに声をかけても振り向いてもらえません。心が死にます。
そうです、「慎重に行動できる」ことは人生において大きなアドバンテージになるのです。
そこで「慎重さ」を学べるのが風来のシレンです。
風来のシレンでは「HPが1桁」「武器もカス装備」「敵に囲まれている」といった状況でも、状況をチャンスはいくらでもあります。
そんな時に空気を読んで、とりあえず通路に逃げる?
罠を踏んで死にますよって話です。
状況が八方塞がりだからこそ、状況を「冷静」に、そして「客観的」に判断することが大切なのです。



そんな人はシレンをやりましょう。自分を分析できる能力が身につきますよ。
学び3.継続は力なり。たかがプラスだけどされどプラス。
「継続は力なり」という言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。
イチローもこんな名言を残しています。
夢や目標を達成することには一つしか方法がない。小さなことを積み重ねること。
人生の大きな夢をつかみとるには、些細なことでも「継続」することが大切なのです。
「継続する力」は人生をイージーモードにする可能性すらあるんですよ。
「でも俺なに始めても3日坊主だし…」
「継続なんて無理だよ…」
と思っていませんか?大丈夫です。
継続力はシレンから身につけられます。
風来のシレンでは、武器と防具に「プラス値」があります。
「+1」「+2」程度では大したものではないですが、武器を合成して強化することによって、「+99」まで強くすることができます。
ゲーム内序盤で出てくる「こんぼう」でさえ、+99もあれば敵も一撃必殺。
しかし、ここまで強力な武器にするのは、継続して鍛えなければいけません。
やはり小さな積み重ねが大切なのです。
ただし、武器を限界まで強くできたころには、あなたも継続力も身についてきた証拠。
なにより「継続して努力し続けた結果」というのが、目に見えて実感できますよ。
「俺、できるじゃん!」という感覚が経験できるんですよ。



そんな人はシレンをやりましょう。コツコツ積み上げる大切さが学べますよ。
学び4.備えあれば憂いなし。どんな時でも準備はしろ。
大切な試験や、会議でのプレゼンテーション。
事前の準備が大切な時ってたくさんありますよね?
しかし、時間をかけて用意してきても、残念ながら上手くいかないことがありkます。
そんな時はだいたい「準備不足」ということがほとんど。
試験であれば、参考書ばかりやり、過去問に手がつけられなかった…。
会議のプレゼンであれば、資料作りに夢中になり、質問されそうなことを想定しなかった…。
などなど、準備不足が失敗してしまうことは、いくらでもあります。
風来のシレンでは、ちょっとした準備不足が命とりになります。
どんなに強力な武器、道具を持っていっても、予想もしないの罠を踏み、死んでしまうことがあります。
あるいはHPが満タンだからといっても、モンスターのハメ攻撃(主にゲイズ)で秒殺されてしまうことは珍しくありません。
「こんな状況になったらどうするか?」
を常に予想して行動しないと、風来のシレンは攻略できません。
人生も同じですよ。
どんな状況でも準備を怠らず、一歩先の未来を考えて行動することが大切です。
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、生活でもシレンでも、この言葉は真実ですよ。






そんな人はシレンをやりましょう。いかに準備をすることが大切なのかが、学べますよ。
学び5.失敗してもくじけるな。人生は失敗の連続。
万能な人間はいません。
どんなに頭が良くても、スポーツができても、仕事の成果が出せる人でも、失敗はつきもの。
「誰しも失敗するもの」というのは、ご存知の通りです。
しかし、自分がやった失敗に対しては、ついつい自分自身を責めがち。
「なんで俺は寝坊しちゃったんだ…クズだ…」
「明日試験なのに、なんで朝まで漫画見ちゃったんだろう…」
こんな失敗談、誰しもあるでしょう。
そんな時に自分を責めてはいけません。
大切なのは未来であり、「今後どうするか」が何より大切だと思いませんか?
さて、失敗をした時に、自分を責めがちな人、挫けてしまいやすい人に朗報です。
風来のシレンを行えば、強靭なメンタルをゲットできます。
すこしくらいの失敗なんて気にしなくなりますよ。
というのも、シレンは些細な行動が命取り。
HPが一桁で瀕死の状態。
だけど敵のHPも少ないから、後一回攻撃すれば敵を倒せる…よし、攻撃だ!
なんて時に、攻撃がミスしてそのまま、敵に倒されるということは誰しも経験します。
風来のシレンの通過儀礼ですよ。
だけど、いちいち気にしてはシレンを攻略できません。
「1000回遊べるRPG」が売りのシレンですが、豆腐メンタルではゲームクリアまでに1000回以上かかるのです。



そんな人はシレンをやりましょう。強靭なメンタル、打たれ強さを学ぶことができますよ。
まとめ:風来のシレンをやれば忍耐力が身につきます。
僕は小学生から風来のシレンで遊び、様々なことを学びました。
人生の大変さや、社会の荒波に揉まれても負けないメンタルを勉強しました。
人生が上手くいかない…と悩んでいる方は、風来のシレンで人生経験を積みましょう。
僕のオススメは、「風来のシレン2~鬼襲来~」です。
リメイクされていないのが難点でして、64でしかプレイできないのがネックの作品。
しかし、シレンシリーズの中でもシンプルながら、完成度も高いです。シリーズ最高傑作という人も少なくありません。
シレン2のために、64を出しているファンもいるほどです。新品だと高いので、買うなら中古がベターです。
ここ最近のシレンだと「風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス」がオススメ。
ダンジョン数も多いので、かなりやり応えのある作品です。元はDSの作品ですが、PSVITAでリメイクされているもの高評価。
ローグライク初心者や、シレン未経験者の方にもオススメできる作品ですね。
ぜひシレンをプレイして、人生を充実させましょう。
(当記事には一部、筆者の独断と偏見と暴論が含まれています。しかし、シレンから学べることは多いのは事実です。)